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2017/06/27 17:46 |
霊場・巡礼・恐山 byえびす
9月初旬。天気極めて晴朗。我意気高し。
その日、私は同郷の友人と物見遊山をシャレ込んで青森県を悠々と北上していた。
途中、横浜町のドライブインで昼食をとりデザートにその町の名物らしい『菜の花ソフト』をいただく事にした。
売店のニーチャンはどうにも無愛想である。だがルックスはイケメンだ
菜の花を名に冠しているだけあってアイスが薄黄色く染まっている。どうやら蜂蜜が入っているらしい。
ぺろり。
うんまい




青森県横浜町は、国道279号線を北上してだいたい下北半島の真ん中ら辺に位置する。
無論ここがこの旅の終着地ではない。
十和田湖、奥入瀬、下北を経て、向かう先はそう、
霊場・恐山―。        


チケット総門から写真はこれだけ。
道中迷いながらも6時間くらいかけて当地に入山。
名前からしていわくありげな恐山。
実際、その知名度と汎用性から古今のオカルト作品でもネタとして取り上げられる。
私がこの旅を挙行したのもオカルト的イメージからくる興味本位でしかなく、
道路の脇に時折点在する地蔵サマ達を目の当たりにして雰囲気が高まるにつれて、
『こんな興味本位で来てオレら罰が当たったりしないか?帰り事故るんじゃねえか?』などと
冗談めかして笑っていた。
裏腹に、嫌がうえにも畏敬の念が高まる。

…が。
着いてみたらば。なんや随分とまぁ賑やかじゃあないの
入場料500円。渡されるパンフ。
駐車場・食事処・トイレ完備。
土産物店、恐山ソフトクリーム販売。
いつまでもやまない観光バスの往来。列をなす観光客(俺ら含む)。ツアーガイド。デート中のカップル。
寺内には湧き出る温泉を活かして宿泊施設(厳密には宿坊)まである。
見事なまでの観光地だ。
私が今まで抱いていた恐山のイメージが鐘の音とともに打ち砕かれた。
ああ、マンガなどで描かれる恐山はあくまでオカルト的観点なのね。

多少肩透かしを食ったが、せっかく来たので気にせず総門から制圧前進。
正面の寺院から左に目を向くと、例の、有名な、メインスポットの八大地獄と賽の河原がある。
規模は思った以上に(かなり)広く壮観だ。順路通りに歩いて30~40分くらいはかかる。
辺り一面灰色の火山岩に覆われ、ところどころから火山ガスが噴き出し特有の硫黄の臭いが鼻をつんざく。
硫黄の濁った河が流れ、ガスが噴き出てる箇所にはそれぞれ地獄の名が当てられている。
血の池地獄、賭博地獄、重罪地獄…その他いろいろ。血の池っつってもあんま赤くなかったな。
修羅王地獄にはかつて石造りの祠があったのだろうか、よく見ると長方形に切り出された石がそこかしこに散乱していた。おそらく過去に火山ガスの噴出圧によって吹っ飛んだのではないだろうか。
おもむろに地面に手を当てるとゴゴゴゴゴゴゴと源泉が鳴動する音が聞き取れる。この音が底の地獄の責苦にあえぐ死者の呻きと夢想しても何も違和感がない。
ちなみに地面から吹き出た源泉は長時間触ってられないくらいには熱い。

いたるところに刺さった風車がカラカラと乾いた音をだしながら廻り、大小様々な地蔵様が各所に点在している。
地蔵様の足元には、お供えものや硫黄で腐食した賽銭、弔われた人の名だろうか、名前が書かれた石が無数に置かれている。あるいは礎に一家の名が刻まれたものや、ただの表札だって墓標になるのだ。
面白いのが地蔵様で、各所ごとの特色を表しているがごとくみな表情が違うのである。
水子供養の地蔵様のように慈母のごとき笑みを浮かべているのもあれば、英霊供養の地蔵様は軍服を身に着けて今にも怒鳴りつけるような顔でこちらを睨みつけている。
地蔵様の周りには小石が積まれた小さな山が無数に出来上がっている。有名な『賽の河原』である。
これを崩さないように慎重に道を進む。

しばらく順路通り進むと視界が開けて、とても大きな湖が現れる。
宇曽利湖というカルデラ湖で、ここら一体は『極楽浜』と名付けられている。地獄を抜けた先に極楽浄土があるわけだ。まさに名前負けしてなくてその湖は蒼々と透き通っていて絵を描きたくなるほどに美しい。手前の荒陵とした火山岩のコントラストと相まって湖の蒼さが一層際立つ。
この場所にいると当初のイメージの割にいつまでも居たくなるような居心地の良さがあるが、それは
火山岩のグレイ、湖の蒼、奥の恐山系列の山々の緑、そしてその日の雲ひとつ無い青空、これらの色彩がマッチしていたせいなのだろう。

まるで地獄をこの世に具現化されたような異様な風景。
なるほど昔の人がこの光景を地獄になぞらえた心境も理解できる。
観光地化され暗いイメージが払拭されてもこの異様観にはただただ気圧されてしまう。
観光目的で来たんだから、もっと写真いっぱい撮っても良かったと思うけどこの光景に思うとこアリで今回は控えました。
ちなみに恐山と言えばイタコですが、イタコの交霊はお盆とか特別な機会にしか行われないそうです。残念。
遠い場所なのでそう何回も行けませんが、また何年かしたらまた行ってみたい場所ですね。
いい旅でした。

体寄せシャーマンキング版よりも好きなアンナ。
『仏ゾーン』より恐山アンナ。
恐山モチーフで真っ先に思い出したキャラ。
大好きなマンガでした。なぜ打ち切った。

拍手[1回]

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2010/09/11 17:33 | Comments(2) | TrackBack(0) | 日記的な何か

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コメント

自分は子供の頃、冒頭の億泰君を真似してチーズにトマト乗っけて食った覚えがあります、結果は・・・

で、少し大人になってから「あれはモッツァレッラチーズでなきゃ駄目」と分かり、試してみたのですが、それでも結果は・・・

ちなみに自分は「納豆+チーズ+刻み海苔」を混ぜてご飯にかけて食べるのが好きです。
本当にどうでもいい話題でスミマセンw
posted by レバニラURLat 2010/09/14 22:30 [ コメントを修正する ]
〉レバニラさん(遠隔自動操縦型)
あっコリャたまらんヨダレずびっ!
幼少よりモッツァレラチーズを嗜むとはなかなかにグルメな御仁。
しかしどうせ億泰の真似するんだったら食い物よりも食事のリアクションを真似るがこそ漢道。
さあ、明日からレストランで『うンまァァァァァ―いッ!!』って叫んで食べてみましょう。腸をブチ撒けるのも忘れずに。
ウヒョルン。
posted by えびす(近距離パワー型)at 2010/09/17 20:42 [ コメントを修正する ]

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