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2017/04/30 02:34 |
ヤクザっぽいゴリラ教師のやさしさ by sinp

e9bfe3aa.jpgバレンタインはうまい棒をやけ食いしていたsinpです。高専時代の思い出の先生について書きます。


新学期を向かえたある日、学校にゴリラが現れた。
年は50代。大学から呼ばれてきた臨時講師。厳つい顔とドスの利いた声。威圧感のあるその姿は、まさにゴリラの顔をしたヤクザだった。

外見だけではない。
態度の悪い学生に対しては大きな声で「吼えた」。その厳しそうな雰囲気から先生の授業を選択する生徒は少なかった。自分は、反抗心を持ちつつ、ビクビクしながら授業を受けていたが、ある出来事をきっかけにその先生のイメージが大きく変わった。55c0c34c3eb66e47b5b61e41214d5c08_400.jpg

 

食堂での出来事である。ゴリラがカレーを食べていた。
それなりに混雑した食堂だったが、ゴリラの周りだけは空席が目立っていた。食堂は、食券を出して食事を受け取るシステム。



機械的なシステムであり、料理の作り手と学生とのつながりは希薄だった。そこには作り手の想いや・作り手への感謝といったものはなく、無味乾燥としていた。


食べ終わった食器をいれるところから、食堂のおばちゃんたちがいる所とは距離があり、
みんな黙って食器を片付けて帰っていく。そんな中、こんな声をきいた


「ごちそうさまでした!おいしかったですよ!」
それはゴリラだった。
ただ、おばちゃんに声をかけただけの些細な出来事である。
だが、それは自分にとって衝撃的だった。


翌日から自分は先生の授業を一番前の席で受けるようになった。
そして、先生が来る前にチョークまみれの黒板をピカピカにした。
授業で学生に演習をさせている最中、先生がゴミだらけだった教室の
ゴミをずっと拾っていたことを思い出し、先生の授業の前だけは一人で教室の掃除をした。

先生の授業のレポートだけは他の人の3倍の枚数書いた。
試験も、他の教科は赤点ギリギリなのに先生の教科だけは高得点を維持した。

 

人間の本質というものは、些細な行動に表れると思う。
厳しい先生だったが、今思うと先生がお叱りになったことは、
ひとつひとつが的確て正しかった。
社会人として世に送り出す上で大事なことだった。

先生の生き方は、今でも自分の心の中に、理想の教師象として残っている。

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2011/02/15 16:15 | Comments(0) | TrackBack(0) | 日記的な何か

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