僕の名前は風間望。3年生だ。よろしく哀愁。
・・・まずはじめにことわっておくけど、今のこの僕の姿は「仮」のものだ。僕はこの星の生き物じゃない。
唐突な話ですまないが、どうか驚かないで欲しい。それに君達さえおとなしくしていれば、こちらから危害を加えるような事は決して無いからね。安心したまへ。
・・・・・・不思議な顔をしているね。
まぁ、無理もない。今君達は恐れ多くも、異性人との第1次接触を行なっているわけだからね。
実は昨日も知り合いのウンモ星人と密約してきたばかりなんだ。
どんな内容かって? それは・・・・・・
おっと、こんな時間に誰か来たようだ。
・・・え?そういうのはいいからとっとと本題に入れ?
・・・
怒るなよ。
ちょっとスキンシップを試みただけさ。
それにあんまりプンスカしてると、女の子にモテないよ?
・・・えぇと、なんだっけ。怖い話?
実は今日、とっておきの心霊写真を持って来たんだ。
見るのはいいけどくれぐれも失神しないでおくれよ。
もったいぶってないで早く見せろ? しょうがないな。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
これは、とある4コマ漫画のオチの1コマを撮影したものなんだが、
・・・・・・左下に注目して欲しい。
決して写る筈のない何かが・・・。
え? わざわざ拡大しなくてもいい?
そうつっかかるなよ。寂し気な少女の顔がはっきりと映っているじゃないか。少なくとも僕には、何かを訴えようとしているようにも見える。
こわかっただろ?
じゃあ見物料として、1千億まんえんもらおうか。 ローンも可。
今日は特別に後払いでかまわないから、ちゃんと用意しておいてくれたまえよ。
さぁ、次の話を聞こうじゃないか・・・。
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